日本個別指導ブログ

【南千住教室】4月④イメージする力を身につけよう

2024年4月4日

こんにちは
南千住教室の鍵谷です。

新学期がまもなく始まります。中には、学校の春期講習が毎日あり、春休みはないに等しいという人もいるみたいですが、いよいよ新学年です。学校の宿題の追い込み作業をされている方もいるかもしれません。何とか間に合うといいのですが。

以前の色々なブログで、問題を解くときには図にして考えてみよう!などというような内容を書いてきました。それができると、何が条件となっていて、結局何をどんな風に求めたらいいかが明確になります。何もできないときに比べ、ぐっと正解に近づきますね。

今日、高校生の数学と物理を担当していたときのヒトコマです。
教科書の問題では例題があり、その先に練習問題があるため何をしたらいいかのイメージがし易く、正答にすぐにたどり着けます。ただ、入試問題のようなレベル(大学のレベルにもよるかと思いますが)では、何から手を付けていいのか分からないということが少なくありません。いわゆる迷子です。これから入試勉強が本格化し、そのあたりは解消してくれるものと思いますが、物理を学習していた塾生の方とそのことについてちょっと話してみるとイメージが難しいとのことです。

私は文系受験で、数学、物理の入試の洗礼を受けていませんが、ひょっとしたらそこに何か解決の糸口があるのかもしれないと思いました。教科書傍用の練習問題集を機械的に解くだけでなく、扱われている事象の本質をつかむべく教科書の記述などを時間をかけてしっかりと読みこむような、効率性を度外視した学習なども時にはいいのではないのでしょうか。

4月の模試が近づいてくる中で、何とか点数を1点でも取りたい。だから出そうな問題をただ解くという気持ちも分かります(今日の塾生の方のことではありません。一般論です)。ですが、入試直前期にはなかなかできない勉強を4月、5月など1学期にしっかりと行い、一つでも多く穴をなくしていくことも大切です。応用だけに気を取られず、時には公式の証明など、基本中の基本を確かめる心の余裕を持ちたいものです。