【西新井教室】読解力をつけるために
2023年4月19日
皆さんこんにちは。西新井教室の和久津です。
新学期が始まって1週間以上が過ぎ、学校の授業が本格的に始まったかと思います。
さて、突然ですが、皆さんは「読書をしよう」という機会はありますか?
おそらく、多くの方々が、そのような意識で本を積極的に読むといったことはないと思います。
私自身も学生の頃はそうでしたし、むしろ字だけが並んでいる本は苦手で、消極的でした。
読書をすることは、色々な言葉を覚え、そして文学的文章であれば、内容から登場人物の心情を考えたり、説明的文章であれば物事に対する他者の意見を踏まえて自分自身の意見を考えたりすることができ、それが読解力を養うことにつながります。
しかし、いきなり「本を読みなさい」と言ったところで、正直読みません。1冊があまりにもボリューミーでだからです。
ですので、身近にあるそれ程ボリューミーでない本をまずはおススメします。
それは、「教科書」です。
国語の教科書であれば、1つの単元はそれほど長くなく、しかも作品の「いいとこ取り」をしています。
つまり、「一番盛り上がる所」を載せています。
国語の教科書の各単元をまずは読んでいくことで、短い文章ながらも、先ほど書いた「読解力」が養われます。
塾で国語の指導を行う場合は、「まずは国語の教科書を何度も読み返して下さい。」と生徒の皆さんに伝えます。
また、文学的文章や説明的文章読解には、問題を解く際にある程度テクニックのようなものがありますが、まずは一通り作品を読み、内容を理解できるように必ず最初は全て読ませています。
部分的な理解ではなく、全体の理解ができてから問題を解くようにしていくと、徐々に読解力が身につき、部分的な理解でも解けるようになってきます。
また、国語ができるようになると、算数や数学や理科、社会など、基本的に日本語で問題文が書かれているような科目についても、問題文の読み方が理解できるようになります。特に算数や数学の文章問題は国語の読解力が必要になってきます。
もし、「いろいろな科目が不安だけどなにから手を付けたらいいか分からない」といったことがあれば、まずは「国語」から取り組んでみてください。