【南千住教室】4月⑤中学受験対策としての万国博覧会
2025年4月19日
先週から始まった大阪・関西万博ですが、中学受験の観点で考えると、時事問題として問われる可能性が高そうです。そこで、今回の万博と第1回万博に関して簡単に知識の整理をし、簡単に中学受験でのポイントを述べたいと思います。
■そもそも万博って?
複数の国が参加する博覧会のことで万国博覧会と呼ばれ、略称として万博などの表現があるようです。英語ではExpoですね。詳しくは経済産業省のサイトでご確認下さい。
日本で開催された国際博覧会は、
・1970年「大阪万博」
・1975年「沖縄海洋博」
・1985年「つくば博」
・1990年「大阪園芸博」
・2005年「愛・地球博」
結構ありますね。1970年の万博は、「芸術は爆発だ」の名言で有名な岡本太郎さんの「太陽の塔」でご存じの方も多いかと思います。
また、大阪・関西万博の公式サイトを見ると、以下のように言えそうです。
・世界中から、人、モノが集まる場
・地球規模の様々な課題に取り組むための世界の英知が集まる場
・新しい技術や商品が生まれるきっかけがある
・SDGsなど現代の重要課題もテーマに
調べれば調べるほど奥が深い…
■第1回万博
第1回はイギリスのロンドンで開催されました。
・開催年 1851年
・参加国 25か国
・会場 水晶宮(クリスタルパレス)
・目的 産業革命で進化した技術のお披露目
■大阪・関西万博
・会期 10月13日まで
・会場 大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」
・参加国 158の国・地域
・テーマ いのち輝く未来社会のデザイン
■中学受験の時事対策ポイント
中学受験では、ものすごく詳細に問われることはありませんが、重要なところはおさえておきたいですね。
・第1回の万博はどこで?
・大阪・関西万博のテーマは?
・日本の今までの万博は?
などです。
記述対策としてぱっと思い浮かぶのは「万博開催の意義」でしょうか。自国の文化、技術を発信するだけでなく、他国のものも学ぶことができます。
さらには、多様な考え方に触れるチャンスがあります。他の視点からも書けそうです。
また、新しい1万円札の肖像画の渋沢栄一はパリ万国博覧会に行ったこともおさえておきたいです。ぜひお札で顔を確認しておきましょう。
中学受験では「万博」をキーワードに様々な領域に問題が作れそうです。となると、中学受験生に早く対策プリントを作らなければ・・・。
実際に万博へ足を運んだり、関連サイト・書籍に触れてみるなどして調べておくこともよさそうです。
夏休みの自由研究に万博を取り上げてみるのも良い受験対策になりますね!