【南千住教室】5月⑤独創と模倣と
2020年5月27日
こんにちは!
南千住教室の鍵谷です。
まもなく6月に入り、大学受験に向けた取り組みが本格化しだしています。来年の一般入試に先駆けて実施されるのが、総合型選抜(AO入試)と学校推薦型選抜(公募制、指定校制)です。南千住教室でも、秋口にある選抜を控えた生徒がいて、学科に加えて小論文の対策に余念がありません。
小論文には一般的に「型」があると言われています。課される小論文の長さによっていろいろな形式で書くことができます。保護者の皆様の中には、おそらく大学・大学院卒業の際に課された卒論で何万字も書き、製本までされた方もいらっしゃることと思います。もちろん大学入試を控えた高校3年生にはそこまで要求されておらず、与えられた課題に制限時間内にそう多くない量を書くというのが一般的です(事前提出の学校もあります)。
先ほど「型」があると申しましたが、比較的メジャーなものが、プレップ法と呼ばれるものです。ビジネス文書を作成する際には必ずといっていいほど目にする方法ですね。
プレップ法とは、
1 結論
2 理由
3 具体例
4 結論
という形式で文章やスピーチの構成を作る方法です。簡単に言えばこうなります。
何も知らずに書くよりも、これを意識するだけでも意外としっかりとした文章を書くことができます。支離滅裂な状態に陥らないためにも、何事も「型」を知っておくことは意味のあることだと思います。ジャパネット高田を創業された高田明さんは「すべての独創は模倣から始まる」と言っておられます。
大学受験では、中学受験とはまた違ったアプローチが必要です。塾生の皆さんには、まずはしっかりとした「模倣」をし、それから自分独自の切り口などでの表現をぜひ目指してほしいです。そんな小論文が読める日が来るのが楽しみです。がんばっていきましょう!!