日本個別指導ブログ

【町屋教室】教員時代のこと(4)進学指導~中学校から進学塾へ

2022年6月21日

町屋教室の今関です。

(前回のつづき)推薦基準を偏差値で行っている時代、中学校現場ではその推薦基準を知るために学校訪問を行っていました。午後2:00とか3:00とかに開かれることが多く、授業は極力振り替えにし、できない場合は自習にして説明会に参加していました。そこで推薦基準を聞き、レポートにしてコピーを学年の先生に配るということをしていました。それが、偏差値を使った進学指導の廃止により、なくなってしまったのです。よって、中学校現場には高校の情報がなくなってしまい現場では今までとは違った対応を迫られ混乱しました。後に各高校からは資料が送られてきて偏差値ではなく評定で推薦を受け付ける現在の形になりましたが、生徒が受験する高校がどういう特色があるのかがわからなくなり、なにより生徒の学力が正確につかめなくなったと思います。これらを一切各家庭がやることを余儀なくされ、各中学校は進学指導から一定の距離を置くようになってしまったのです、

現在、このときに教員の私たちがやっていた学校訪問をうちの塾を初めとする各学習教室が担っています。教室には各学校の推薦基準が資料として常備されています。高校のパンフレットもあります。地域担当の先生方ともパイプがつながっています。そして、何よりも実際にその高校を訪問してどういう学校なのかを実際に目にしているので生きた情報を生徒さん、保護者の方々にお届けすることができるのです。全てかつてその中学校でもやっていた進学指導を塾がその役割を担っているのです。うちの教室では生徒さんが学校説明かに参加される際には、その学校の進路担当の先生をご紹介し、お話ができるように手はずを整えて差し上げています。都立高校においても私が5学区(荒川、足立、台東、中央)出身であること、教員時代5学区、6学区(墨田、葛飾、江戸川、江東)に赴任していたことによって、各都立高校がどのような学校で、どのような特色があるのか、生きた情報をお届けすることができるというのが、ほかの学習塾にはない特色だと言えます。

(これらは教室にある受験資料の一部です。かつては当たり前のように中学校現場にあり、私も担任をしていた時は当たり前のように使っていました。)

ですから、高校受験に際してわからないこと、不明な点があればいつでも聞いてください、資料とともにご説明いたします。