日本個別指導ブログ

【南千住教室】6月④多様の重要性

2021年6月28日

こんにちは

南千住教室の鍵谷です。

 

「お知らせ」にもあるように、明日29日(火)、30日(水)は塾がお休みとなります。先日発行の教室だよりでのお知らせ、教室内にて掲示、生徒の皆様に個別にお伝えはしておりますが、お間違えにならないようご注意願います。この両日のお振替えは必要ございません。7月1日(木)より通常通りの開室となります。どうぞよろしくお願い致します。

 

さて、受験生を中心に作文、小論文を添削させて頂く機会があります。中学3年生は12月~2月が中心となりますが、総合型選抜での大学進学を目指される方はそろそろ事前課題が出始めている頃と思います。

あるテーマについて述べるとき、多様な意見の展開がなされていることに改めて気づきます。中には学生独特の新鮮な視点から論じられているものもあり、添削する側にとってもいろいろと考えさせられる時があります。小論文においては「結論ありき」で書くのもいいですが、自分の経験上、仕上げる途中でいろいろ調べたり、様々な文献を読む過程で自分の予想しなかった結論に行き当たることが少なくなく、そこまで結論を待つのも面白いかもしれません。

もちろん「課題」なので、そんな風に考える余裕がないのかもしれませんが、心理的、時間的余裕があるのならば、いろいろと脱線しながら進めてみることをお勧め致します。また、大小に関係なく一つのものをつくり上げようとするときには必ず「副産物」が生まれます。受験のための「生産過程」で付随して得られるものは必ず今後の人生に寄与するはずです。

以上のように課題作成をしてみると、先ほど申し上げたように、予想だにしない展開、結論が生まれます。ですが、よく考えてみると、おそらくそれこそが志望校の先生方の求められているものではないのかと思えてきませんか。世の中のキーワードの一つは「多様性」です。「生物多様性」「ダイバーシティ」などの関連語がありますが、それらはすべて「多様」であることの素晴らしさに触れています。小論文も同様です。ちょっと人と異なったものを作り上げたとしても、また人から変更の圧力がかかったとしても、自らの信念を決して簡単には曲げずに「この小論文で勝負するんだ」と覚悟を決めて、自信を持ってぜひ出願をして頂きたいと思います。答えのない問題にこれから挑む皆さんにとっては、その「多様」な考え方こそが武器になります。

塾の生徒のみなさんも多様でいらっしゃいます。指導方法も在籍者の数だけ存在します。個別指導だから同じやり方で教えているということはありません。日本個別指導はその人のアプローチの仕方や物事の考えなどに応じて微妙に指導法を変化させております。教える側にとってはより良い指導法の模索の日々です。日本個別指導の指導法も実は多様なのです。