日本個別指導ブログ

【南千住教室】4月⑤自分仕様の教材作りをしよう!

2020年4月28日

こんにちは。
南千住教室の鍵谷です。

休校が続く中、学校の課題に勤しんでいる人の姿が多く見受けられます。学校から送られてきた新しい教科書を開き、折り目を付けるのはとても気持ちのいいものですね。「さぁ、がんばるぞ!」と新たなやる気が一瞬湧き起こりませんか?(笑)

教材は使い捨ててはいけません!
学習するときには教材が欠かせません。学年が変わったときなどに教材は新しくなりますよね。でもここで大切なことがあります。「それまで使った古いものをほったらかしにしてはいけない!」ということです。教材は決して1回限りのものではありません。使い捨てのように扱ってはならないものです。

要復習問題や要再読箇所には付箋やマーカーなどで印を付けたり、ガンガン書き込みをしたり。そんな風に繰り返すといった方法が、成績アップ・知識定着のためには、一見遠回りのようで、実は近道なのです。2周目以降のトライでは必ず新たな発見があるものです。

宝!
ロシア文学最高峰であるドストエフスキー諸作品の著名なドイツ語翻訳家に、スヴェトラーナ・ガイヤーさんという人がいます。彼女は、ドストエフスキー作品の文章中にある「筆者によって埋め込まれた宝」に言及しています。そして、その「宝」に気づかない読者もいるかもしれないけれども、「気づかなくても感動する仕掛けが施されている」とも。

学習用教材も同じことですね。至る所に重要なものが明示されていて、その多くは太字などで強調されています。もちろんそこも大切で、それを知るだけでも十分に参考書を学習したことになるかと思います。ですが、そこばかりに目を奪われてしまうと、実は示唆に富んだ部分である「宝」を見過ごすことになってしまうかもしれません。

自分仕様の教材に!
ちょっと話が逸れてしまいましたが、お伝えしたいことは、「教科書、教材を何周もこなし、ボロボロになるまで読み込んでみましょう!解き込んでみましょう!」ということです。そうすることで知識を頭に何度も何度も刷り込むことができます。塾の授業では反復を多く行っています。読み込んでもらい、解き込んでもらっています。

2回目の演習では理解不十分なところが見受けられますが、しつこく3回目、4回目と行っていくうちに、「これってこうやるんでしょ!」みたいなものが出てきます。それが果たして目的の「宝」かどうかはさておき、いずれにせよレベルアップしていることには違いありません。ぜひこのレベルに到達するまで、教科書・問題集を読み込み、解き込み、そしてその人にとっての「宝」を見つけ、いつか自分のすべてが詰まった「教材」を各自が作り上げてもらいたいなと思っています。