日本個別指導ブログ

【南千住教室】10月②中学受験の潮流の変化2

2022年10月8日

こんにちは

南千住教室の鍵谷です。

 

前回のブログでは、大学入試における変化について触れていきました。今回は、中学入試がどう変わったのかということをいくつかの例とともにご紹介します。

 

「中学受験の潮流の変化1」はコチラから

「中学受験の潮流の変化3」はコチラから

 

■「重箱の隅」から「思考力」へ

社会科などはひたすら暗記、暗記というイメージがありますよね。現在でも多くの中学入試ではそういった傾向があり、その対策に励むことが非常に重要であることは疑いがありません。例えば、

・静岡県内の東海道新幹線各駅停車の西からの駅名
・十字軍の遠征が世界にあたえた文化的な影響
・タシケント(ウズベキスタン)の雨温図

を答えさせる問題がありました。これは知らないと絶対に答えられない「重箱の隅」の問題の一例です。

ただそれが一部の学校では変わりつつあり、清泉女学院(2022)では資料のガイドブックを参考に旅行の計画を立てさせる問題が見られました。また、慶応湘南藤沢(2022)でも、ソフトボール日本代表の監督として消化試合をどう捉えるかといった問題もありました。

これらはほんの一例ですが、暗記ではまったく対応できないような問題が近年見られ始めています。従来のテキストだけではどうにもなりませんよね。このように4教科が散りばめられた総合的な対策が必要になりつつあります。上位校では、知識だけでは差がつかないとう事情もありそうです。

 

■「インプット力+アウトプット力」を要求

小学校では普通学ばないであろう専門的な内容も出題されています。とは言っても知らなければ解けない「重箱の隅」の問題ではなく、その場(試験場)で文章や図から学び取り、そこから答えを導き出すというものです。

・RNAやアミノ酸、その配列について答える(渋谷幕張2022)
・黄金比について、その場で理解し設問に答える(明星学園2022)

ちなみに明星学園では、カブレカ数(2020)、ヴェーダ数学(2019)、ユークリッドの互除法(2018)が過去に出題され、ユニークな問題が印象的です。

 

■東京大学と同じような問題が中学受験にも

最高学府である東京大学は誰しもが憧れる大学ですね。毎年教育関係者に限らず多くの人が、どのような問題が、どのように出題されているかに注目しています。

それは東大の入試が様々なところへ影響を及ぼすというのが一つの理由でしょう。今後の入試のあり方など、場合によっては問題提起となるからです。そういう日本で一番影響力のある入試を展開するところとほぼ同じ出題をした中学校があります。もちろん細かい諸条件は異なりますが、以下の文でご確認下さい。

・「日本のりんごが高価格であるにもかかわらず、台湾が日本のりんごを輸入するのはなぜだと思いますか」(大妻多摩)
・「りんごの輸出量が増加している理由として図から考えられることを、2行以内で答えよ」(東京大学)

大妻多摩は、歴史上の人物の名前の読み方に関する出題でも共通テストと同様な出題をしていることでも知られています。

 

■解答用紙の変化

問題も変わってきましたが、解答用紙も変わってきました。例えば、早稲田実業中の算数では、8年前の解答用紙と今年を比べると、明らかに書く量が増えています。2014年には答えだけの解答欄から、今年は途中式を求めるタイプの解答用紙へと大きく変わっているのです。

 

 

次回はまとめです。